リーダー2.0 意思決定の象徴と実務権限の象徴は別である
今日は日本の研究者、大学教員、博士、メディアアーティスト、実業家でもある落合陽一さんの
これからのリーダーシップについて語っていたことについての僕の考察です
時代を変えたカリスマのような偉大なリーダーは世界中で多くいて
近代でもっとも多くの日本国民にインパクトを与えたリーダーと言えば田中角栄やSoftBankの孫正義やAppleのスティーブ・ジョブズではないであろうかと思います
そして世界に目を向けると
iphoneを手がけたスティーブ・ジョブズも独自の素晴らしい手腕でアップルを
牽引してきた典型的なカリスマ経営者であると考えられますよね
こういったリーダー達のことを落合氏は、
「リーダー1.0」と名付けたようです
そしてなぜ今までのようなリーダーシップ1.0ではダメなのか
その時代背景については多様性や新しい価値観がどんどん入っていったときになにか一つ尖っているものが必要だと落合氏は感じたようです
色々な業種や業界に参入のハードルが低くなり埋もれないような会社組織をまとめあげるときに尖っているものがないと生き残れませんよね
ではこれからの時代に必要なリーダーシップ2.0とはどんなものなのでしょうか
突出した才能とそれ以外の弱さもあるリーダー
「リーダー2.0」に必要な条件を落合氏は
「弱さ」
「意思決定の象徴と実務権限の象徴は別でいい」
「後継者ではなく後発を育てる」
(引用:落合陽一著 「日本再興戦略」)
この3つであると言っています
1つ目の弱さというのは、いままでのリーダーのように全てが完璧にできる必要はなく
1つの突出している才能があればそれ以外は回りが助ければいいということなのだそう
→今までは全能いわゆるなんでも出来るような人
経営者に求められるスキルは基本的には高かったですよね
弱さがあるという事が客観的にも自他共に認めていれば周りも助けやすくなりますよね
2つ目は実際に商品を作るということと、会社の意思決定をするということは別でいいということだそう
→リーダーに求められる最大の仕事は決断ですので最終的な判断が出来ればいいということですよね
現場の素養とリーダーの素養はちがいますからね
3つ目は自分の仕事や技術をそのまま受け継ぐ者を育てるのではなく
これまでに社会になかった新しい価値を提供できる人材を育てるという意味だそう
→今までは後継者を育てて会社を長く続けることに価値観を置いていました
後継者ではなく後発を
そうすることによって会社が多様化しグループ企業になりやすく
一つの会社の寿命が短い中でも新しいことにチャレンジできる環境になりますよね
尖ったリーダーがいることによりリーダーの弱い部分を補う尖ったサポートチームが出来上がりますよね
これらの条件を持った人材を落合氏は
「リーダー2.0」なリーダーでありこれからの時代に必要だと言っています
強烈なカリスマ性を持ったリーダーというのに憧れてを持つ人は多いですよね
確かにそういう人も大事なのだが日本人の心情的にあっているのは
少し弱さも見せたりするリーダーの方がみんなで支えていこうと
いう気になるのかもしれないですよね
これからは1つの能力だけ抜群に良い人を排除せずに
そういう人を中心に置いてみんなで支え合って行くような社会になっていくと僕も思います